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ついに実現、東京ドームをプラネタリウムに。

2011.12.05

12月3日、4日の2日間に渡って行われた水樹奈々さんの東京ドームライブコンサートにて、史上初めて東京ドームの天井にプロジェクションマッピングしたプラネタリウム演出を行いました。2日間でのべ8万人の観客が巨大な星空の映像を鑑賞したという、あらゆる意味でとてつもない規模です。

映像はデジタルペインティングアーティストKAGAYA氏による「天界の奈々姫」。城のステージセット背後から幅約100m、高さ50mにおよぶ天井を覆うように広がるドーム映像と、大型3面LEDパネルで描き出す夕焼けから星空、そして神話の物語です。

最高輝度のプロジェクターを国内中から集めて14台(予備含め17台)で構成、AMATERASシステムで天井プロジェクターと3面のLEDパネル、音声を統合制御。ステージセット裏のプロジェクタ群からアリーナの操作卓まで、配線距離200m以上にわたって分散配置された映像投影システムでした。

東京ドームの天井にドーム映像を広げたいという話は、これでももう何度も語られてきたし打診もされてきました。しかしこればかりは、ドームはドームでも相手が大き過ぎて何もかもが規格外。まず予算で、あるいは機材性能から、そうそうに話が消えてしまう、夢物語の類でした。ついに実現できたことは、感慨もひとしおです。

投影の様子や詳細については、また続報で。